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背を伸ばして、
とりあえず姿勢を直すと
朱里はふと、
何かを感じ取った。
「なんか嫌な感じ。
今日はあまり良くないのかな。
でもそう言う日でもないし」
朱里が気にするそれは、
他の所では天中殺とかいう
物々しい名前のものだった。
人はみな、
地の力に支えられ、
天の気に
引き上げられているので
立っていられる、
と言う考え方があり、
この天の気がない場合は
何をやっても
立てない=うまくいかない
とされる。
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