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これを年単位で
とらえる教え方の所と、
日々の中にも入れて
教える所と両方あり、
朱里はその両方を
教えられた。
とは言っても、
日頃から
気を引き締めていれば
大事には至らない、と
あっさり言われて、
これで分厚い本を
出している人は
どうするのだろうと
思ったくらいだった。
「う~ん、
どれでもないとすると、
これは早めに逃げるに限るな。
亀ネギ仙人様、
何事もありませんように」
そう言って背後の置物、
ネギを杖代わりにしたカメに
手を合わせた所で声がした。
「すいません、いいですか?
お願いします」
「…はい。どうぞぉ」
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