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九つある星が
順番に移って行く事を
遁甲と言い、
星の数が
大きくなって行く事を
陽遁、逆を陰遁と言う。
夏至と冬至に
近い日を境にして
移り変わるそれは、
刻盤に於いては
確認必須のものだった。
その方位を含めて、
基本中の基本ともいえる
占いのやり方が
身についていない
ヨシキとカツラは、
それを持っている
イダとモモエに対して
勝ち目はなく、
事あれば教えようと
してくれるのが
うるさいような
恥ずかしいような、
と言うような状態だった。
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