110人が本棚に入れています
本棚に追加
「え~、そんなぁ朱里さん」
「仲が良くてなにより」
「え?それはないです」
ちらとイダを見ながら
言うヨシキに取り合わず、
立ち上がった朱里は言った。
「さて、
私は脱走してくるよぅ。
ヨシキさんは
予約のお客さんが
来るって言ってたものね」
「あ、そうだった」
「ヨシキ、また後でな」
「うぇ~、まだやんの?」
「ありがたいと思えば
いいじゃん」
「へぇへぇ、…
目からよだれが出ちゃいます」
「何か言った?」
「何もないでぇすっ」
最初のコメントを投稿しよう!