第13話  花の色は

9/63
前へ
/417ページ
次へ
占い師はそれぞれの星の 良い所と悪い所を教わり、 同時にどうすればよいのかも 当然ながら教わる。 それはお客に対する ものでもありながら、 まず第一は自分を知り、 いかに改善して行くかを 自ら行えることになる。 その経験も占う上での ひとつの手段となる訳だった。 自分が何と答えるのかを 懐こそうな顔で見て来るのに 朱里はそっと答えた。
/417ページ

最初のコメントを投稿しよう!

110人が本棚に入れています
本棚に追加