第13話  花の色は

11/63
前へ
/417ページ
次へ
ひとりで考えを巡らす ヨシキの耳に、 カーテンの向こうで イダがさらに 言うのが聞こえた。 「同じ教室で学んで 卒業と同時に 遠ざかったけれど、 ここで再開したのも 縁があったって 事じゃないの?」 「単に同じ時間で 学んだだけでしょ。 いつも思ったけど、 イダさんのいう事は 冗談にしか聞こえなくて 本気にしてなかったんだよね」
/417ページ

最初のコメントを投稿しよう!

110人が本棚に入れています
本棚に追加