第13話  花の色は

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もちろん、 ヨシキの持つ星は、 財がなくとも それを自力で得て、 事を成し遂げる 才覚も魅力も 持ち合わせている事は 言うまでもない。 「イダさん、 こいつをよろしく 鍛えて下さい。 もう一人はモモエさんに 任せてあるので」 「じーちゃん!」 「あぁ、うるさいな、 ほんとに」 「だって朱里さんがいるのに。 朱里さんに教わるから いいんだってば」 「あ、私にはそれが 出来ないんだよね。 教えるって熱がないとね、 出来ないから。 ある程度強引に、 引っ張って 行けるようでないと 教える者とは 成れないと思うので。 私は待ってしまうので ヨシキさんの為には ならないのでごめんね」
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