第1章

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手も、ぺたぺたと少し汗をかき始めている どうしよう・・・ わたしは溜まっていくおしっこに焦りを感じながら も、あの先生にトイレに行きたいことを告げること が出来るかということを真っ先に考えた (そういえば前にトイレ行きたいって言った男子が 結局だめだって行かせてもらえてなかった、もしわ たしがお願いしたところで、みんなに我慢できない ほどおしっこしたいってバレるだけだ) 正解は実に簡単だった トイレに行きたいとは言えない そして授業が終わるまで、必死に我慢しなくてはな らない このふたつが、変えることの出来ない事実だ
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