第一章

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彼が、ここの常連になったのは一年ほど前 そして、彼が私にプロポーズまがいなことをしてくるようになったのは 半年前 きっかけなんてわからない。 何をそんなに気に入られたのかも ただ、氷上さんは半年前からほぼ毎日 この喫茶店に通っては私にプロポーズをして 花束を差し出してくる 最初は慌てもしたが 今では受け流してしまう
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