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「は、ぁ」
「ちょっと勃ってる? キスだけで勃ったのか。可愛いな」
「勃つ、よ。もっと、したい……」
また唇を重ねた。何度も角度を変えて、僕はしつこく求めた。焦っていた。おじさんがその気のうちに手に入れてしまわないとと。おじさんが覆いかぶさっているからできなかったが、そうじゃなかったら、僕は早々に服を脱いで誘っていたと思う。
キスをしながら、おじさんは下着の上から僕のものを握った。やわやわと揉まれ、質量を増していく。僕もおじさんのものに触ろうとしたが、おじさんは動かした僕の手をやんわりとシーツに降ろさせた。それに不満を示す前に、僕のを強く握り込んだ。
「い……っ」
それは痛いくらいの強さだったのだが、生憎僕は痛みを伴う行為にも快楽を感じる人間だ。じわりと滲んだ先走りで、下着に染みができたのだろう。おじさんが少し驚く。
「何……? 痛いの好き? 凪」
「好き……」
「はは、素直だな」
キスがしたい。しかし色気を纏うその顔も、もっと見ていたい。
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