第3話 気づけば... ... 扱いは... ... ペット?

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俺が発した念話が周囲の人々の頭の中に響き渡ると同時に、 魔力のリングが白い輝きを発しながら勇者の身体を覆い、 その動きを捉えその場で拘束する。 光る魔力のリングは、 二の腕と胴体、 手首と腰、 両膝、 足首をそれぞれ拘束し固める魔術式で構成されている。 その弾みで、 勇者は正面から石畳を敷かれた地面へと勢いよく転ぶ。 しかし、 自分には耐えるのも難しい出力の念話を叩き込まれた事に、 顔を挙げて驚いた表情見せる。 「まさか?... ... 総帝に抱き抱えられているドラゴンが?... ... この拘束魔術と今の念話を?」
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