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俺が発した念話が周囲の人々の頭の中に響き渡ると同時に、
魔力のリングが白い輝きを発しながら勇者の身体を覆い、
その動きを捉えその場で拘束する。
光る魔力のリングは、
二の腕と胴体、
手首と腰、
両膝、
足首をそれぞれ拘束し固める魔術式で構成されている。
その弾みで、
勇者は正面から石畳を敷かれた地面へと勢いよく転ぶ。
しかし、
自分には耐えるのも難しい出力の念話を叩き込まれた事に、
顔を挙げて驚いた表情見せる。
「まさか?... ... 総帝に抱き抱えられているドラゴンが?... ... この拘束魔術と今の念話を?」
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