第1章

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 ■■■■■■  いやいやしかし、彼はいいラブコメを見せてくれると期待したんだけどね~。男女がイチャイチャしてるところを見てニヤニヤすることこそ、僕の最高の楽しみなわけで、彼にはその素質があったような気がしたんだけど、神様と言えど、僕もまだまだと言うところか~。  まあでも、次は失敗しないよ。いいラブコメが見られると期待して、今日もこの鉛筆を配る旅に出るとしよう。  ……ああ、でも見るなら日本の高校生が一番だし、日本は離れられないな~。  と言うことで、近くに可能性のある男女はいないかな~?  ……お? よくよく見ればそんな人間いっぱいいるじゃないか。かなわぬ恋に悩む男女、ざっくざくじゃん。  じゃあそうだな。手始めにあのモテなさそうな男の子と、クラス一の美少女のあの子がくっつく様子でも観察しようかな。  さあ、モテない男子くん。この鉛筆を使って恋を叶えるのだ。  ……おっと、次は変に使われないように、恋愛限定と書いておくかな。
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