封印された手鏡

3/20
前へ
/20ページ
次へ
 親戚のおばさんは笑顔になって、 「心配しなくていいよ。呪文を唱えたりしないと、なんにも起こりはしないから。普通に使っていれば、そこら辺にある鏡と同じだよ」  そう言った。  里緒は少し安心した。 「魔力って、何?」  里緒が聞く。 「将来、結婚する相手がわかるんだよ」 「えっ」 「その鏡をのぞいた人の、将来結婚する相手の顔が見えてくるんだって。死んだおばあちゃんがそう言ってたよ」  里緒はその手鏡をもらうことにした。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加