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親戚のおばさんは笑顔になって、
「心配しなくていいよ。呪文を唱えたりしないと、なんにも起こりはしないから。普通に使っていれば、そこら辺にある鏡と同じだよ」
そう言った。
里緒は少し安心した。
「魔力って、何?」
里緒が聞く。
「将来、結婚する相手がわかるんだよ」
「えっ」
「その鏡をのぞいた人の、将来結婚する相手の顔が見えてくるんだって。死んだおばあちゃんがそう言ってたよ」
里緒はその手鏡をもらうことにした。
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