episode152 ワインとライム
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2人は 夜のテラスにいた――。 差し込むのは月明かり。 薫が持ってきた音楽か。 「踊ろう、和樹」 ステレオからかすかに流れる ワルツのリズムに2つの影が揺れる。 純白の寝巻に 足首まであるナイトガウンを羽織ったあいつは。 「そう、上手だ。体はちゃんと覚えているんだね」 ゆりかごの中にいる赤ん坊みたいな顔して。 九条敬の胸に 大切に大切に抱かれている。
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