episode152 ワインとライム

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その瞬間。 心の中に 堪えていた魔物が 堰を切って溢れ出た。 「犯してやるよ、一晩中――」 舌先でえぐるほど深く 弟の耳を凌辱する。 「おまえが本当に求めてるのは優しさなんかじゃない」 卑猥な水音をたて 啜り上げ 「教えてやる。おまえが求めているのはな――この奔放な身体をいやらしく虐め抜いててくれる男、一晩中泣かせてくれる男だ」 そろえた膝に 鞭をしならせてやる。
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