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「ドルマ! いいぞ。もう女性として最高だな! 娘のメアリーは同じ10歳でもこんな事は出来ない」
私は快楽という事を知らない。
でも、もしもそういう言葉が正常に使われる国があるのなら、行ってみたい。
腹に向かい銃口がせり上がる。
引き金をいつ引くんだろうか。
もう引いてしまっていっそ殺してほしい。
私は気持ちも体から引き離し、自分の体を傍観して見ていた。本当に傍観は出来ないけれど、上か見ているような、漂うのうな気持ちで、されるがままだった。自分自身を上手くコントロール出来ない。
「自分のモノを入れてやりたいが、それは出来ないからなあ」
ソイツの息が荒い。
その時、爆音が近くでした。
男が体を竦ませて私に抱きついてくる。
「神様! どうか助けてくれえ!」
図体はデカいくせに、そいつはぶるぶると震えて私にしがみつく。
てっきり、爆撃の中でするのが良いことなのかと思っていたのに、そうじゃなかったみたいだ。
私は臭い汗の匂いから逃れたくて、ある事を思いついた。
ここで、死のう。
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