牡丹

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(ちゃんと仕事してくれよ、公大) つっつきながら廊下を進んでいく。 木造の古びた校舎は、 古いなりの良さ、と凛とした清潔感がある。 怪しい冷気はないかなっ、と。 リサーチしながら進んでいくと生徒会室に到着した。 「どうぞ、お入りください。」 お嬢様がガラッと扉を開けると 中から一人の美少女が迎え出てくれた。 「こんにちは。副会長の水田です。」 「あ、尾賀です。」 「おおおおお。松阪公大です。  21歳の独身です。年上は好きですか」 アホな自己紹介してる公大を通り越して 中の椅子に座らせてもらう。 (あとで絶対あいつシバく!  もうデレデレしちゃって!  ぷんぷん。)
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