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彼女は平安時代には、お姫様でした、次の人生でヨーロッパの貴族に生まれました。
その時代に妹の足が不自由で、親から車いすを引いて一緒に遊んでやってほしいと言われていました。
その時、いつも彼女は、「何で妹は、足が悪いのだろう。妹の足が悪くなければもっと自由に遊べるのに」
毎日そう考えていました。自分は幸せな環境の中で生活していたのに、妹の病気に対する思いやりがなかったのです。
私の目には、ある場面が映ります。
そしてある日、妹を海辺の崖に連れて行きました。その崖から妹を落とそうとしています。
ですが、石が車椅子を邪魔して一度押してみても動きません。私はもうこれで、諦めると思っていましたが、彼女は本気で車椅子を押して妹を落としてしまいました。
こんな恐ろしい場面は見たくありませんでした。
だから、今回生まれ変わって来て、自分が生まれつき足が悪く。結婚しても夫がすぐに亡くなり、貴族やお姫様の時代とは違い、一人で子どもを働いて育てなくてはならなくなりました。
その早く亡くなった夫こそが、彼女が殺した妹が生まれ変わっていたのです。今生では一番大切な人です。彼女が、この苦しみを自分で作ったのです。
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