神霊力2

４ デパートに勤める四十代の独身女性小田さんの話

今回生まれた彼女は今、独身です。一度も結婚していません。

しかし、彼女の手相には一本だけきちんと真っ直ぐな結婚線があるのです。

「結婚したい人がいたの？」と聞くと「一人いたのだけど、伯父さんに反対されて結婚できなかったのです。

でも、神様はおられるのだと思います。彼が死ぬ前の二カ月間、自分の父も同じ病院に入院していました。

その時に、毎日彼と会うことができ二人で何時間も話をすることができました。

その時が今振り返っても、人生で一番幸せな時でした」

その話を聞いてから私が、前世が見えるようになって彼女を霊視しました。

彼女の前世は京都の宮家から、地方のお殿様に嫁いで来た女性でした。その時の人生は、とても夫婦仲が良く幸せな人生でした。今回の彼女の結婚相手は、やはり大好きで亡くなった彼だったのです。前世の夫だった人なのです。

今回彼女が妻になっていれば、彼は死ななくてもよかったのです。

彼は、他の女性と結婚して心の底から愛しあえなくてそのためにストレスで病気になり、亡くなってしまいました。

当時、彼女はお母さんに「未婚でも、子どもを産んでもいいよ」
と、言われたことがあったそうです。

お母さんも、彼女の気持ちが分かっていたのです。

その時に、子どもをつくって、待っていれば、たとえ反対があっても必ず彼と結婚できることになっていたのです。