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僕は進太郎。普通の社会人。
美咲とこのノートのやり取りを始めてからもう1ヶ月になる。
始めはいきなりのことで驚いたけど、今では日常の一部として受け入れている。
最初はもちろん、嘘だと思った。
でも、そう言うにはメリットがなさすぎて。
騙して金を巻き上げたいなら、すぐに実行に移すだろうし、しばらく一緒に暮らしているが、何も損なことはない。
むしろ、得なくらいだ。
だから、僕は美咲が言うことを信じることにした。
僕の寝ている間に、体を美咲が使っているということを。
僕の中に、もう一人の人がいるということを。
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