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穏やかで、豊かな自然にあふれたラステルート村。
そこに住んでいる、とある3人のエルフ族、セリティア・ラズサイル・シャルサード。
冒険に出るために親や族長を説得して、3人は念願の冒険にでることになった。
そんな3人が、いつもどうりに探索していると……
「…ねえ、なんか聞こえない?」
「ん??んー‥‥言われてみればそうかも~。」
「エネミーの声だ。」
「最近、全く遭遇しなかったからなぁ…楽しみでしょうがないんだけど!」
「あははっ、セリティアは相変わらずだね~」
「あまりはしゃぐな。エネミーに気付かれる。」
そんな会話をしながら慎重に敵に近づく。
「…っぅわ!?」
「おっきいね~‥」
「‥これは……プラチナクラスか‥?」
今まで見たことのない程、巨大なドラゴン系エネミーが暴れていた。
何処からか脱走してきたのだろうか。
手足や首には幾つもの鎖が巻き付いていた。
「早く戦いてぇ~!ねっ!早くブッ倒したいんだけど!」
「セリティア‥お前、それで突っ込んで何回危険な目に合った?」
「そんなのいいじゃん!結局倒せてんだから!!」
「お前のそういう無責任な言動自体いけないんだ!」
「ねぇねぇ、エネミーこっち見てるよ??」
2人の様子を見ていたラズサイルがエネミーの動きに気付いて2人に教えたが、言い争いは一向におさまる気配はない。
「あんたがいつまでもチンタラチンタラ考えてっから…」
「いや、どう考えてもお前が話しを聞かずに…」
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