第1章

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穏やかで、豊かな自然にあふれたラステルート村。 そこに住んでいる、とある3人のエルフ族、セリティア・ラズサイル・シャルサード。 冒険に出るために親や族長を説得して、3人は念願の冒険にでることになった。 そんな3人が、いつもどうりに探索していると…… 「…ねえ、なんか聞こえない?」 「ん??んー‥‥言われてみればそうかも~。」 「エネミーの声だ。」 「最近、全く遭遇しなかったからなぁ…楽しみでしょうがないんだけど!」 「あははっ、セリティアは相変わらずだね~」 「あまりはしゃぐな。エネミーに気付かれる。」 そんな会話をしながら慎重に敵に近づく。 「…っぅわ!?」 「おっきいね~‥」 「‥これは……プラチナクラスか‥?」 今まで見たことのない程、巨大なドラゴン系エネミーが暴れていた。 何処からか脱走してきたのだろうか。 手足や首には幾つもの鎖が巻き付いていた。 「早く戦いてぇ~!ねっ!早くブッ倒したいんだけど!」 「セリティア‥お前、それで突っ込んで何回危険な目に合った?」 「そんなのいいじゃん!結局倒せてんだから!!」 「お前のそういう無責任な言動自体いけないんだ!」 「ねぇねぇ、エネミーこっち見てるよ??」 2人の様子を見ていたラズサイルがエネミーの動きに気付いて2人に教えたが、言い争いは一向におさまる気配はない。 「あんたがいつまでもチンタラチンタラ考えてっから…」 「いや、どう考えてもお前が話しを聞かずに…」
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