第2章
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ここは、個室病棟だ。 監視カメラを確認し、意識を戻したすぐさま、ナースさんが来てくれたのだろう。 「失礼します――。ああ、意識戻ったのね。沙奈さん」 見覚えのなかった、看護師さんだった。 それはそうだ。いつもの外来の看護師さんとは別に、病棟管理の看護師さんもいるのだ。
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