第6章

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「あら、お帰り」 自室へ上る、階段の前で、お継母さんと鉢合わせた。 「ご飯、もうみんなで食べちゃったからね。温め直すの、面倒だから、コンビニで何か買ってきなさい」 そう言って、一度部屋へ戻り、お継母さんは財布から千円を差し出した。 私は何も言わずにそれを受け取り、また夜のしじまへ繰り出した。
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