第7章

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外来ではいつも、仏頂面だったのに、今の先生は微笑みさえたたえている。 私が、あんなことをしたから、対応に困って、微笑しているのか――。 気を遣ってくれているのか――。 色々思ったけど、何故か柿内先生に、安堵感を覚えていた。 先生は黙って、ベッドの横の椅子に腰かけた。
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