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体育館に戻った頃には時刻は9時50分くらいで、さすがにまだそんなに学生は集まってはいなかった。
「前の方やだ、ねぇ千晃~もうちょい後で入ろう?絶対後ろの方が寝てもバレないし楽だよ!」
さらっと寝る発言したよこの子(笑)
まぁ私もそれはちょっと思ったけどねw
「そだねw」
そう言って後ろに振り向いたら2人の男の子がちょうど体育館の入り口に立っていて、中を見渡していた……逆光で顔が見えない。
と思った瞬間……
「……あっ!!!!」
隣の宇野ちゃんが突然大きな声を出した。
「真司郎じゃん!!」
えっ!なになに知り合い??
「……ん?あ、実彩子やん、おはよ。」
ん……?関西弁?
「おはよ~あっ、千晃紹介するね!こいつは私のいとこの與真司郎!中学まで京都に住んでたから関西弁なんだっ」
「初めまして、実彩子のいとこです(笑)真司郎って呼んでやwえっと…千晃ちゃん…?…でえぇかな?」
「あっ、うん!よろしく真司郎!千晃でいいよw」
真司郎の関西弁なんか可愛いw
初対面で失礼か(笑)
「んで、こっちが俺のダチの西島隆弘な!」
真司郎が隣を指差した。
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