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海人は優しいから、すぐに気を使ってくれる。
そんなところが好きだったのに、今回のことで、気を使われるのは物凄く不満だった。
ある日、海人が私に気を使って帰りの誰もいない廊下で話しかけてきた。
「ひかり、、。」
「、、、、。」
「何で避けるの?」
「あんたのせいじゃない。」
「え??」
「海人が悪いんじゃなくて。」
「じゃあなんでおこってるの?」
「わたし。。。。
海人の優しいところが嫌い。」
「ごめん。」
「わたし、海人の優しすぎるところが大嫌い!」
おもわず怒鳴ってしまった。
張り詰めていた空気に私の声が響いてしまった。
「。。。。。ごめん。」
「いや、、、、、俺どうしたらいいんだよ、、。」
海人は悪くない。
ダメだ。だめなのは私だ。
海人を好きになったからって、勝手に海人に壁を作って。
勝手に、海人苦しませた、、、。
海人は優しいから、傷ついててもすぐ隠すんだ。
笑って、何事もなかったように。
それが、海人のなによりの優しさだったのに。
私はその優しさを嫌いだっていったんだ。
最低だ。私、、、、最低だ。
海人は、ごめんとつぶやいて歩いていってしまう。
待って、、、なんていえない。
「海人。。。!!!
私、ごめん。海人のこと何にも考えずに自分勝手に怒ってた。
私、、、海人が好きだから。。。!!!
ごめん。。好きなんだ、海人。
無理って分かってるけど、言わなきゃ終わらない気がして。
私、海人応援するよ。!
だから、、、お願い。
嫌いにならないで、、、。」
海人はそっと振り向いて、
「嫌いになるわけねえじゃん。ばーか。」
って、言った。
その後、私は海人に協力して、りさとは何とかいいムードになった。
海人はりさに告白をした。
りさは、今、隣の学校の成瀬という人にはまってるから無理。と振った。
海人はないていたけど、結構私のほうがないてたと思う。
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