第2話

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あたしは高校一年生、前坂ひかり。 あまり、特徴とかはないと思う。チャームポイントとか、特技とか、すぐに思いつかないタイプです、、、。 そんなあたしですが、今年の春県内トップの「県立三間高校」に入学することが出来たんです!! あたしの通う学校は、通称「さんま」。 そして、そのさんまには、県内トップのイケメンが通っているんです! あ、ちょうど来ました。 と、いうか、廊下からキャーキャー黄色い声が聞こえてきたら、彼が登校した合図です。 がらっ 彼の名は「成瀬 唯」 大きな病院の院長の息子で、あとを継ぐそう。 イケメンだし、お金持ちだし、成績も優秀、 あと、バスケ部のエースなんです。 つまり、王道の王子様キャラ。もてるために生まれてきたといっても、過言ではないですね。。。 「成瀬、おはよー!」 成瀬君の親友は「木村海人」。 明るくて、面白くて、、 優しくて、努力家で、成瀬君みたいに恵まれたおうちに生まれたわけじゃないけど一生懸命バイトして、学校に通ってる。 海人は、私の唯一の幼なじみ。 そして、私が惹かれている相手、だったりしちゃいます。 「なあ、海人。宿題やった?」 「やべーやってねー」 「まじかよー。写そうと思ってたのにー。」 「ねーひかり、宿題見せて?」 いつも二人して私に宿題を見せてもらいにくるの。 「もう、また忘れたの? あ、そうだ!いいこと思いついた!ねえ、今から一人ずつ一発芸やってよ! 面白かったら貸してあげるー!」 そうして毎回、ふざけたりしてるうちに、授業が始まってしまう。 つまり。馬鹿なんです。(笑) 「ひーかーりー!」 そして、もう一人。 遅刻しているにもかかわらず、すごく元気に私の名前を叫びながら登校する女。 「白根 りさ」 バカで、お調子者で、可愛くて、やせていて、ぎゃる、、、です。 でも、私のことが大好きで、いつもかまちょなのが可愛いし。 あたしもりさのことが大好きです。 本人には絶対言わないけど。。。。 りさは成瀬君ファンで、成瀬君もそのことを知っててきずかないフリをしています。なんだろうこのもどかしい関係、すごくあこがれるというか、、 きゅんきゅんきます!!! いつも成瀬君、海人、りさ、あたし。 この四人で一緒にいます。
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