第四話 告白

14/32
前へ
/32ページ
次へ
「レオくん、ごめんね。……あと、この前の打ち上げのこと、男子たちに注意してくれてありがとう」 私は座ったまま、同じく隣の席に座ったままのレオに体を向けた。 「ん?……ああ、たいしたことじゃないよ。打ち上げの時はビックリしたよね。まさかあんなことになるなんてさ」 「うん。それで、実は聞きたいことがあるんだけど……あの時さ、どうして……」 「――どうして打ち上げの時に注意しなかったのか、って?」 レオの顔はとても真剣で、いつも笑っているせいか少しだけ怖いという印象を受けた。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

49人が本棚に入れています
本棚に追加