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お母さんが突然変なことを言うものだから、驚いてご飯をのどに詰まらせてしまった。慌てて味噌汁を飲み、のどにつっかえたものを流し込む。
「べ、別にそんなんじゃないし。高校生にもいろいろあるんです!ごちそうさま!」
勢いよく残りのご飯を口にかき込み、足早にダイニングテーブルから去った。
私が溜息をついたのは恋煩いなんかじゃない。
打ち上げであんなことがあったせいで、学校に行くのが憂鬱なだけだ。
でも、学校に行かないわけにはいかないので、カバンをもって玄関を出る。
「行ってきます。……って、美鈴?」
なぜか玄関の前には、いつもは駅で待ち合わせている美鈴の姿があった。
「おはよー、迎えにきたよ」
「美鈴……本当にありがとう」
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