第四話 告白

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「やっぱり謝ってきたね」 美鈴はなぜかドヤ顔だった。 そんなに予想が当たったのが嬉しかったのだろうか。 「そだね、でもちょっと引っ掛かることがあるんだよね……」 「引っ掛かることって?」 「あの三人をレオが注意してくれたみたいなんだけどさ、レオはキスコールが起こったときは黙って見てたんだよね。なんでその時に注意してくれなかったんだろう」 「うーん……」 美鈴はためらいながらもこう続けた。 「二人がキスをするのかどうか気になったんじゃない?」 「何で気になったんだろ」 「……それは本人しか分からないけど、二人がどのくらいラブラブなのか知りたかったのかもね」
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