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公園のブランコに乗っているふたり。流れる涙は止まらないが、だいぶ落ち着いてきた。どのくらい時間はたったのだろう?体感的には時間は止まっている。綺麗な僕の花嫁さんの凛。
「これからは、ずっと一緒にいられるんだね」
そう僕がいったとき、思い出したかのように突然、凛が険しい顔をして立ち上がった。
「やっぱり駄目。私には無理よ結婚なんてできない」
凄い勢いで号泣しだした。
「えっ?」
僕は頭が回らない。天国から地獄とはこの事。理由を聞いても
「ごめんなさい。」
謝るだけの凛。何度も聞いたが「ごめんなさい」の一言。凛の悲しみの涙が止まらない。僕は凛を強く抱きしめて、心を伝える。
「愛してるよ。どんなことがあったって、僕は凛のことを愛している。」
「本当に?嘘よ?私、嫌われたくないの」
「悩みがあるの?大丈夫。僕が凛を嫌いになるはずないだろ?本当に心から、いや、心の底から愛しているんだから。」
凛の頭を優しく撫でながら
「僕に話してみて?」
できるだけ優しく安心感で凛を包むように聞いてみたんだ。凛も意を決したようにポツリと話しだした。
「私は」
「私はね?」
「私は梅干しが大好きなの」
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