0人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
…
目が覚めた場所は、ふわふわの白い世界だった
…これみたことあるー。。。
テレビや…コントでみたことがあるもの、
そのままの景色が目の前に広がっていた
見渡す限り一面の白
眩しいくらいのその景色に、
現実を重ね合わせるのは寧ろ難解ではなかった
…
キョロキョロと周りを見渡す
誰もいない大きな空間
「……どーすればいいの?」
だだっ広い場所で、ただ立ち尽くす私は
その場でちょこっと座り込んだ
座り込んだ風の勢いだろう
ふわっ。。。
足元の雲から甘い香りがした
その香りは
小さな頃に母親とでかけた夏祭りの香り
…いっちゃう??
ここはきっと夢の世界
何時もより大胆な私は、足元の雲をちぎって
パクリ
口に放り込んだ
…
口に広がるのは
甘い甘い砂糖のささやき
心をもやさしくさせるような、わたがしの
味だった
「…んーーーーーーーっ。。」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!!」
最初のコメントを投稿しよう!