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じっくりと、
こちらが照れるくらいしっかりと口内を見た後
彼は膝から崩れ落ちた
「なーーーんでたべたんだよぉぉ。。。
あぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!」
くりくりの頭を、ぐしゃぐしゃにしながら
彼は項垂れた
「え?これ?
………だって、なんかいい匂いしたから。。
え?だめなの?こんなにあるのに?」
ケチくさいなぁ。。
そんな文句を言いたい気持ちを抑えて、
とりあえず、一応お詫びを言う
…
項垂れた彼は
言いにくそうにこちらを見て言った
「山田みつきさん。
君、これでもう二週間後に死亡確定だよ。。。。」
…
死亡……確定?
人生でいまだかつて直面のない言葉に、
一瞬、理解ができずその場で固まった
…
「雲さえ食べなければ、、
食べなければ君二週間後に意識が戻る予定だったのに。。
これ食べたら、こっちの人間になっちゃうんだよ。。。
なーーーんで食ったんだよぉ~ーー!」
…え?雲を食べたから??
…生き返るはずだった?
そんな話にそもそも理解し切れていなかった
疑問が生じた
項垂れて、雲にバタバタと地団駄を踏む彼の肩をぽんぽんと叩く
「…………ん?なに?」
「…………あの。。。。
てか、、ここ。。。ってどこなの?」
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