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…
「…………天国?!」
「うん。天国…
ってか、厳密には天国との間の中二階。
地上から、、ほらほら、あの透明なエレベーターあるじゃん?あれで登ってきた人が、
ここで何日か過ごして、で、あっち。」
指差す空には、プカプカと浮かぶ二つのドアがあった
白と黒のドア
「天国なら白、地獄なら黒ね。
ベタでしょ?…あそこにいくってわけ。」
…
なるほど。。
確かに安易な色分けに、思わず笑ってしまう
その笑顔を見て安心したのか、
彼も一緒に笑う
「とりあえず君は、
今一旦天国領事館でどこにいくか協議中だから、二週間後の死亡まで多分ここにいることになるよ。」
天国領事館?
そして、、いとも簡単に告げられる死亡。。
…私…しんだの。。か。。
流石のことにおどろき
ぼーっとする私を見て、
彼はあたふたと慌て出した
「あ。。ご、ごめん。そうだよね。。
まだ18なのに…
俺、ほんっっとごめん。。デリカシーなくて。。」
…
めちゃくちゃいい人なんだろうな。。
困ったように慌てながら、
彼は私を気遣ってくれた
ショック。。。だったのかな?
私は自分の右足をみた
なくなるはずの右足は体は
ここでは痛まなかった
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