1人が本棚に入れています
本棚に追加
「天に流れる」
その心を今もまだ、信じている
明るすぎる午前5時
曖昧な夢に揺らされながら
窓から僅かに見える、空を見ていた
失くしたものはあまりにも多いけれど
いくつもの残骸が
隙間だらけの僕を埋めてゆく
それが僕自身を認める価値だと
信じている
どんどん高くなる空
見つめすぎた目が日差しに乾いていく
今の僕に
失くしたくないものは
いくつあるのだろう
君が僕に笑いかけた
その心を今もまだ、信じている
***
最初のコメントを投稿しよう!