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「悪い癖」
今日もまた僕に背を向けて
君と呑気に笑い話
無意識なんだ、気にしないで
そんな僕を覗き見る
君の視線から逃げ出したい
なんだか何もかも面倒で
部屋に籠って一週間
何気なしに開けた窓からは
心地よく風が吹き抜けた
いつの間にかすっかり春の匂い
胸には少しの違和感
君からの着信音は聞こえないふり
曇りガラスの隙間から
色のない景色を眺めていた
暖房を入れなくなった
薄い毛布を一枚取った
寝間着を少し変えた
一週間前とは確かに違う今日
麗かな日和は、少し憂鬱でね
君の視線がまだ残っている
君には僕を暴けない
いつだったか君が話していた
死にたがる奴は醜いってさ
大いに同感だ
君の揶揄はあながち外れてはいない
まぁ簡単に
受け流してはみたけれど
＊＊＊
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