冷-feel-

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老人行方不明のアナウンス 学校のチャイム 僅かな車の騒音に 近所の主婦の駄弁り声 案外平和でない毎日は、他人事のように呆気なく過ぎてゆく。 素直に不安を語る君と、上辺だけの相談を持ちかける僕と、その他大勢。 割と嫌いではない日々なのに、遮断してしまいたくなるのは悪い癖かな。 君にとって、僕はとても醜いらしい。 笑顔の0.1ミリ薄皮の奥。 君への愛を歌う。
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