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「心許なし」
少し、心許ない
そんなことをいつから
繰り返すようになっていたのだろう
悔しいとか 悲しいとか
そんなことはどうでもよくて
本当は なんて
言い訳が虚しかった
横たわっているのは今
起こり得る最悪な事態
冷めたように笑うのも
運命だって受け止めるの?
ちょうどいい言葉を見つけても
簡単には当てがいたくない
いつも笑っていたのも
単なる防衛ではないんだと
誰にともなく話しかける
少し、心許ない
そんなことも今は
なんだってぴったりなんだ
本当は、なんて
言い訳にもならないのに
今起こり得る最悪な事態
俯いていた過去を嘲笑うように
涙なんてとうとう涸らすように
僕を見つめる僕に終わる
***
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