0人が本棚に入れています
本棚に追加
ぽーっとなりつつ、牛乳を台に置いた。
この子も夏休みバイト君かな~。
胸には『研修中』のネームがあった。
「いらっしゃいませ。ポイントカードはお持ちですか?」
かわいい!!なに!このメガネスマイル!!色白~!!
じゃなくて!!カード!カードね。
「ごめんね。もたついちゃって……。」
そう!ここは大人の女性として、
財布からあわててスーパーのポイントカードを取り出し、微笑む。
「お預かりします。」
彼はマニュアルどおりであろう、対応で牛乳を袋にいれ、レジ作業を
していく。でも、初々しいというか……。
ちょっとドキドキしながら、お会計。
「あ、ありがとうございました。」
ぺこりと頭を下げ、やわらかい笑みを浮かべるメガネレジ君に
おつりと牛乳をもらい、
出口付近で待つ旦那に駆け寄る。
「ちょ!あのね!あの子、かわいいの!私んもう大好物です!!」
満面の笑みでこっそり興奮気味に訴える。
しょうもないなと言いたげに、レジに旦那が目をやった。
「柱が邪魔して見えないよ。」
ではでは、もう一度目の保養を~っと
二人でちょっと覗き見た……。
瞬間……っ。
最初のコメントを投稿しよう!