序章[誰かの夢とトリス]

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序章[誰かの夢とトリス]

それは、遥か遠いところのお話。 母なる太陽と、3つの惑星を持つグラーr… ではなく。 どこか、違う世界のお話。 剣と魔法で、魔獣や猛獣を倒すお話。 さあ、あらすじ。 世界には、<魔力>と呼ばれる力があった。 その力は、人々の助けとなり、 また、障害ともなった。 人々は、魔力が結晶化した<魔晶石>を用い、 魔法を使い、生活の糧とした。 しかし、動物たちは、 多大な魔力に触れ続けることで、 自我を魔力に蝕まれ、凶暴化した。 精神を魔力に蝕まれ、肉体まで蝕まれた個体は、 その身体を強大に変化させ、<魔獣>と呼ばれた。 魔獣は、町や村などで、人を襲い、 恐怖の対象となった。 人々は、魔獣に対抗する為、 魔力を扱う適性<魔導適性>が高い者を集め、 人々を守るという理念を掲げ、<騎士団>と称した。 ――これが古い文献に書かれた、この世界の歴史である。
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