序章[誰かの夢とトリス]

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夢を見た。 「あの日」の夢を。 「俺」は、右手に握った鉄の剣で 目の前の「敵」を斬り倒す。 右から迫ってきた「敵」の攻撃を 「俺」は剣で受け流し、 そのまま「敵」を斬り倒す。 血に濡れた「俺」の体。 それは倒した「敵」を物語っていた。 ―――「俺」の「敵」は、「人間」だった。
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