第1章

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だけどある時から、僕は先輩に少しずつ違和感を覚えはじめた。 授業中とか家で起きた、先輩が知るはずがない出来事を知っていたのだ。 最初はただの偶然かと思った。 「昨夜は0時に寝たでしょ。もう少し早く寝なきゃ身体に悪いよ」と言われたとき、僕が眠そうなのを見てそう言ったのだと思ったのだ。 だけど徐々に、そうではないことがわかり始めた。
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