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真島のうちの生活はとても快適で、だんだんと僕は自分の意思で考えたり、動いたりするのに躊躇がなくなってきた。
真島は言葉数は少なく、余計なことも言ったり聞いたりはしないが、だからといって冷たい感じはなく、いつもふんわりとしたやさしいオーラを纏っているような人だ。
体つきはかなりがっちりとして、顔もどちらかというと強面なのだが不思議だ。
マンションから近い数件のスーパーを、求める食材ごとに使い分けたり、日用品が安いドラッグストアも覚えた。
ポイントカードや特売日を駆使する姿を見て、真島は苦笑していたが、自分にできることはそれくらいしかないので大真面目だった。
真島も休みの日には車を出してくれて、普段買いに行けないホームセンターなどに連れて行ってくれた。
毎日がとても楽しかった。
以前も静かな環境だったけれど、針が一本落ちただけでも緊張するような静けさではなくて、穏やかで静かな生活。
御主人様を待つ日課も、本来の目的を忘れ、惰性で行っているような気分になってくる。
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