ダンプとカラス

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 真島は体を少し折って、僕の額に口づけた。それから瞼に、頬にキスし、首筋に舌を這わせる。耳朶を食まれてこらえきれず嬌声が漏れた。 「はぁ……あっ……」  真島の舌が胸の突起を捉え、ちゅっと吸い上げると、ビクンと体が跳ねる。同時にぐいっと突き上げられた。 「んあっ……ああっ!」  すべてを飲み込むことが出来た喜びに体はぞわりと波打った。はじめはゆっくりと動きをつけていた真島が、次第に我を忘れたように力強く打ち付けてくる。 「あっ、ああっ……まじまさん……やっ」 「クロ……いやか?」 「あっ……ふかっ……奥が……」  必死に真島の背中にしがみついた。圧迫感を逃すために吐いていた息が、喘ぎに変わってるのが自分でもわかるが止められない。  こんな風にしっかりと抱き留められ、しがみついて繋がったことはなかった。 「あっ……まじま、さん……」  名前を呼ぶと、応えるようにキスを落としてくる。飢えた子どものように、真島の唇を貪った。  突き上げられ、揺さぶられる度に、短い声が漏れる。もう何も考えられなかった。 「あっ……もう……いっ……」 「いきそうなのか?」 「はい……いきそっ……んんっ……」  律動を早められ、息継ぎすらままならないほど喘がされる。深く突き上げられたとき、目の前が真っ白になってはじけた。コントロールできず、達してしまう。自分の意思とは違う動きをする後ろで、どくんと真島のものが波打つ。 「うっ……」  繋がったまま、真島が覆いかぶさって、ぴったりと体を押し付けてきた。放たれるものの感触を感じていると、真島が荒い息を落ち着けている。その姿すら愛おしかった。
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