ダンプとカラス

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 胸の突起を吸われながら、中心を扱かれて、僕のものもありえないくらい固くなっている。真島のものにも触れたい。快感に流されそうな体を無理やり動かして、真島の足の付け根に顔を近づける。トランクスを下げると、ぶるんと姿を現したそれに口づけた。息を呑む真島の吐息に煽られる。夢中で舐め、吸い上げた。 「クロ……」  名前を呼ばれ顔を上げると、太ももを抱えられ、自分のものが真島の顔前に来る体勢にされる。羞恥で腰が引けるががっちりと掴まれて、顔がかあっと熱くなる。 「あっ……」 「クロはこんなに積極的なのに、されるのは恥ずかしいんだよな」  どこか嬉しそうに、真島が囁く。真島の口が、僕のものを咥えているのがちらっと見えるとおかしな気分になる。 「ん……んふっ……く……あっ」  人にそこを解されるのはまだやっぱり慣れなくて、はじめは息が止まってしまう。 「大丈夫だから、俺にさせろ……」 「ん……」  そうなってしまうこともわかっていて、真島は優しく声をかけてくれる。こくんと頷きながらも、心もとない腕は空を彷徨って、やっぱり真島にしがみついてしまった。   「はっ……ああっ……」  真島の舌が僕の後ろを捉えた。両手の親指でふにっと広げながら舌を差し入れてくる。ちゅばちゅばと音を立ててすすられる。僕が体を捩り、羞恥に駆られれば駆られるほど、真島は舌をさらに蠢かせ僕を翻弄する。 「んっ……あ、やっ……まじ、まさ、ん……」  もうたまらなくて、早く、早くとせがむように真島をみつめた。 「……いいか?」 「はい…………」  熱っぽい視線に射抜かれ、ぞくりと震えて頷く。期待で、声が上ずった。
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