268人が本棚に入れています
本棚に追加
だがすぐに、おれは決断を迫られる日を迎え、
俺は、大切なものが何なのかを、選ばなくてはならなくなった。
大切なものを、手元にたった一つ残す、のではなく。
大切なものを守るために、手のひらから放す、ことを決めた。
あの時は、手放すほかなかったけれど、
今は、彼女を脅かすものは何一つない。
今だったら...彼女を幸せに出来るだろう。
「俺は、佐藤とずっとこうしてたい」
正直な気持ちを彼女に告白する。
最初のコメントを投稿しよう!