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ふいに、飛行場で舞の肩を抱き、俺を冷ややかな視線で見つめる男を想い出した。
俺には渡したくない。
舞を幸せにするのはお前じゃないと、
そう目で訴えていたあの男は、舞と、今、どういった関係にあるのだろうか。
「ああーくそ!なんだってこう上手く行かないんだよ!!」
地団太を踏んでも、過去に戻ることは出来ない。
あの雪の日の教会に時を戻したとして、
舞と出会えるかどうかなど、判らないのだ。
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