キスフレ2ndkissVol.34 小栗編2

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どうしてだろう。 彼女の顔をみると、本当のことが言えなくなって、 意地悪な言葉が先に出て、彼女の困った顔をみたくなってしまう。 俺ってエスなのか? そんなことを自分自身に問いかけながら、 「ひゃあ!」と叫び声をあげる舞を抱きかかえた。 相変わらずに軽くて、 相変わらず、俺の行動に従順に彼女は従う。 そんなんじゃ、俺以外の奴にも簡単に拉致られるから、 もっと抵抗したり、暴れたりしろって、と、文句を言いたくなる。
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