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起こすのは申し訳ないが、このままでは彼も体を痛くしてしまう。
今まで私の看病をしてくれていたんだし、きっとその疲れが出たんだな。
「沖田さん、布団で寝ましょう」
「んん...いいよ、ここで」
「ダメです、ほら」
二、三歩で届く距離に用意したから、沖田さんを布団の中に入れるのは思っていた以上に簡単だった。
「おやすみなさい」
グイッ
「きゃっ」
強く腕を引かれ、私は沖田さんと同じ布団の中に引きずり込まれてしまった。
「お、沖田さん!」
「鈴ももう寝よう」
「今、布団引きますから!」
「いいじゃん、これで」
「ダメですよ...」
心臓の音がまたうるさい...。
沖田さんに聞こえないといいけど...。
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