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「沖田さん!!!」
グサッ
「ほらね、甘いのよ」
師匠のことに熱くなりすぎて、沖田さんの方は完全に盲点だった。
そして沖田さんの傷ついた姿を目の当たりにしてしまったことで動揺がうまれ、後ろから沙良に背中を斬りつけられてしまった。
「風早!!」
「嘘だろ....総司も鈴音も負けちまうなんて...」
「僕はまだ負けてない!」
「その辺にしておけ。何度立ち上がってもお前じゃ俺に勝てない」
「へぇ、それじゃあ試してみようか」
「死を選ぶというのなら、それもいいだろう」
ザワッ
「っ!」
その瞬間、その場にいた誰もが空気が変わったのがわかった。
肌に突き刺さるほどの殺気に、重々しい圧力を感じる空気。
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